令和６年４月　甲府教会だより

～瀬在教会長様に倣って～

皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか。

　桜前線も真っ盛り。釈尊降誕の月であり、甲府教会発足70周年をお祝いする月を迎えました。この節目のご縁を自らの成長につなげてまいりましょう。今月も能登半島の被災地の早期復興、世界各地での紛争の終結を共にお祈りさせていただきましょう。

４月の予定

「降誕会」　４月８日（月）９：００～

受入は南アルプス第二支部が担当します。本部での式典の模様がYouTubu配信されます。

教会での説法者は南アルプス第二支部主任の信田悦代さんです。

「教会発足７０周年記念式典」　２１日（日）

９：００～　山中快之（よしゆき）・中部教区長をお迎えし、教会の礎を築いてくださった諸先輩方への感謝を表す機会といたします。

当日は、来賓者、功労者、招待者を中心に教会で行ないます。

功労者表彰は城西第二支部の雨宮良枝さん、説法者は中央支部支部長の武井見紗さんです。

「周年ウイーク」２２日（月）～２５日（木）

９：００～支部を分散してご参拝ください。

２７日（土）～２８日（日）

９：００～どなたでもご参拝ください。

「大法座」４日（木）１０：００～教会にて。

「法華経を学ぶ会」１０日（水）１０：００～Zoomと教会にて行ないます。

「青年部夜間法座」１３日（土）19：30～教会にて。

「大掃除」１４日（日）ご供養後に行ないます。

「婦人部サークルスマイル」はお休みです。

《保険相談日のお知らせ》

1,4,8,10,15日のご命日等：10時～12時

5,9,18日：11時～12時

『佼成』４月号　会長法話

「あるがまま」を受け入れる

　「石（いわ）ばしる垂水（たるみ）の上のさ蕨（わらび）の　萌（も）え出（い）づる春になりにけるかも」、春の訪れを懽（よろこ）ぶ歌です。ただ、万葉人（まんようびと）のように澄（す）んだ目で自然を愛（め）でたり、ものごとのあるがままを感謝と喜びで受けとめたりすることが、私たちにはできません。自らの心の曇りや至らなさを教えてもくれます。釈尊とバラモンとの会話に「真実を守ることは私の草刈りである」というお言葉があります。ものごとの「ありのままのすがた」を好き嫌いなどの感情をまじえずに見て、「あるがまま」を受け入れることが「真実を守る」ことで、それを妨（さまた）げる煩悩（ぼんのう）という雑草が心にはびこらないよう、釈尊もつとめておられたのです。

　「煩悩即菩提（ぼんのうそくぼだい）」と説くように、煩悩と菩提とが究極は一つです。煩悩を煩悩のままで終わらせるのか、心の成長につなげるかは私たち自身にかかっているのです。今年の元日、能登半島（のとはんとう）で甚大（じんだい）な被害を生む地震が発生しました。亡くなった方々を悼（いた）み、生活が困難な人を思いやらずにはいられません。私たちは、真実と向きあい、受け入れ、よりよく生きる智慧と、人を思いやる慈悲（じひ）の心をはぐくんでいきます。それが、生涯の仏道精進（しょうじん）といえるのです。

※４月の家庭修養日：

2(火),3(水),6(土),12(金),16(火),

29(月)～（5月）9(木)