令和3年6月1日 瀬在 快衣
今年は季節がずいぶん早く進んでいて梅雨入りも例年よりも早くなりそうです。
ワクチン接種も始まりました。山梨県は全国からも山梨モデルとして放送され、毎日の感染者数を見ても少人数で抑えられています。外食の自粛や、時短営業が徹底されているのだなと感心しています。自粛生活が続き、とてもいい季節なのに、外に遊びに行くこともなく、家にいる時間が増えて心が沈みがちです。
5月15日の釈迦牟尼仏ご命日で、今だからこそ大事にするといいことを、会長先生がご法話でお話しくださいました。
言葉は、人間にとって大変大切で、人と話をするから脳が活性化し心が育ちます。家にこもり話をしなくなると脳の働きが悪くなってしまい、心も鬱々としてしまいます。仏教徒である私たちは朝夕のご供養という心も身体も健康になる、素晴らしい習慣が身についています。声を出してご供養することで呼吸が深くなり、酸素が体全体にいきわたり、脳が活性化します。息は生き生きに通じ、深い呼吸のできる人は元気になっていきます。自粛生活の中で、一日一日を元気よく過ごしていくことが大切です。コロナ収束後元気よく会えるよう、今体力つくりをしていきましょう。
6月の予定
ダーナ総会
6月20日(日)9:00~12:00(Youtubeにて)
テーマ:「私がとなりにいる。私のとなりにいる」 ~違いは豊かさ。ニュー方便時代がやってきた。~
・講演会 ・説法会 ・パネルディスカッション
『佼成』6月号
会長法話
「観音さまを念ずる」
法華経の「観世音菩薩普門品」は「観音経」と呼ばれたくさんの人に親しまれています。そのわけは、私たちが苦悩するとき一心に観音様を念ずれば、観音様はすぐにその声を聞き届け、救ってくださる、という教えに勇気をもらい、観音様を信じて慕う人が多いからでしょう。とはいえ、観音経は単に念ずれば救われる、助かると教えるものではないと受け止めています。なぜなら「観世音菩薩普門品」が法華経のなかの教えだからです。法華経の精神がこめられているからです。
その一つが、自らの可能性を自覚することの大切さです。苦しみの底から立ち上がり、その苦を糧に成長できる底力が私たちにあって、それが「観音妙智力」です。観音さまとは自分自身のことにほかならず自己の可能性を信じ、内なる観音の力を信じて一心に念じる時、私たちの心には安心感とともに気力がわいてくるーそれが苦から救われるということです。
観音さまの力という方便をとおして「仏性が自覚できれば誰もが必ず救われる、自由自在な世界が開ける」という真実を教えているのが観音経といえます。
また、観音経には、観世音菩薩がさまざまな手立てをもって人びとを苦難から救うことが繰り返し説かれていますが、それもまた「すべての人を救いたい」という観音さまと同じ心が私たちにもあることに気づかせる、一つの方便ではないでしょうか。こんどは自分が一人の菩薩となって実践にふみだす。その大切さを、観音経は説き示しているのです。