令和4年10月 甲府教会だより

令和4年10月1日  瀬在 快衣

 残暑厳しい9月が終わり秋の気配が濃くなってきました。コロナ感染者の数も減少し爽やかな季節を迎えています。今まで家にいることが多かったので外出して、自然にふれたり、美味しいものを食べ歩くのもいいかもしれません。

 9月のご命日のご説法で会長先生より一人ひとりが元気でいることが大切、菩薩行をしている私たちは健康でいることも布施行とご指導くださいました。今闘病中の方も心は健康でいることが布施行になります。

9月の報告

 「秋季彼岸会」 9月23日(金)

甲斐第2支部が受け入れ担当をします。

 体験説法  山中佑珠 さん(甲斐第2支部)

10月の予定

「開祖さま入寂会」10月4日(火)

 甲府南支部が受け入れ担当をします。

 本部の式典をオンラインで拝聴します。

  体験説法 佐野五月さん (甲府南支部)

「教師授与式」「教師資格拝受式」10月23日(日)

 大聖堂にてオンラインで執行します。その後、教会にて「教師資格拝受式」を執り行います。教会道場のみの視聴になります。

 第43回

  掛川知穂・西山悦代(城西2)

  野中千恵子(城南3)

  窪田佳司・小宮山智絵(甲斐北)

 第44回

  小林 身友希(中央)

 皆さま誠におめでとうございます。

家庭修養日

2・6・11・12・17・21・22・27・28日

『佼成』10月号

会長法話

「苦悩を生むもとを知るー智慧①」

 仏教の「智慧」とは「無常や空の真理を認識する力」や「道理や筋道をわきまえ、正しく判断する心のはたらき」ということですが、この難しそうな「智慧」という言葉を、私たちはサンガと交わす会話のなかでもときどき使っています。「仏さまの智慧を頂けるように精進しましょうね」と励まされたり、「仏さまの智慧を頂戴すれば救われますよ」と勇気づけられたりしたことが、だれでもあるでしょう。ただ、「智慧」とは仏さまからいただいたり、頂戴したりするものなのでしょうか。実際は釈尊が授けて下さるものではなくて「自分のなかに、真理を認識して判断する力ー智慧がある」と気づき、その「智慧」を日々の生活の折々に働かせることが「智慧をいただく」ということにほかなりません。

 仏教ではなぜ「智慧」が大切というのでしょうか。「世の中にある種々様々な苦しみは、執着を縁として生気する」のです。ですから執着をコントロールする「智慧」がはたらけば、苦悩は自ずと遠ざかるというわけです。「自分の思いどおりにしたい」というわがままな心が、苦しみや悩みを生むもとになっています。そこで釈尊は、欲望や執着をコントロールする「智慧」を身につけるヒントも残されました。「自我に固執する見解をうち破って世界を空なりと観ぜよ」というのです。自分勝手な思いや都合で評価したり、価値判断したりすることはやめようということです。事実を素直に受け取るのです。菩薩としての歩みに自信をもってふみだしましょう。

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甲府教会 壮年部長

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