令和4年5月 甲府教会だより

令和4年5月1日 瀬在 快衣

 風薫る5月になりました。

 コロナ禍での3年目のゴールデンウイークですが、少しずつコロナと共にという社会の様相になってきました。

 しかし、世界に目を向けるとロシアのウクライナ侵攻はますます激しさを増し、停戦交渉は遠のくばかりです。会長先生はご命日のご法話で心の大切さを何度もお話しくださっています。何億年という長い間の果てに心を持つ人類が生れ、文明が築かれ5000年の時が経ちます。文明人となった私たちは、心を発達させてきました。他人のこと、世の中のこと、国のことを悲しむようになって、はじめて文明人であり、文明国であると言えます。                                                                                                                     仏教では「慈悲」キリスト教では「愛」とその精神を教えてくれましたが、その心を発揮してこそ本当の文明人と言えるのではないでしょうか。

4月の報告

 降誕会     4月8日(金)

 本部からの配信で式典に参加しました。教会にも花見堂が作られ、春爛漫でした。

 教会発足記念日 4月24日(日)

 教会発足68周年を迎えます。

 教会幹部・受け入れ担当支部(甲斐北)で式典を行い、ご供養させて頂きました。

 体験説法 城東支部 支部長 長田宇世さん

5月の予定

 青年の日  5月15日(日)

  今年の青年の日は畑での農作業をします。

  詳しくはチラシ(「教会からのお知らせ」)を御覧ください。

 ゴールデンウイーク中の家庭修養日

  4月26日(火)~5月6日(金)

『佼成』5月号  

 会長法話

 「我慢しない」―忍辱①

 私たちは、つらいことやいやなことがあると、それから目を背けたくなったり、逃げだしたくなったりしますが、出会う人や困難を避けてとおってばかりはいられません。若いときには我慢や忍耐の連続のように思ったことも、年とともに受けとめ方が変化することがあります。

 私たちの心にはたとえ怒りを覚えるほどいやなことやつらいことも、それに耐えて受け入れ、生きる支えにさえする力が具わっているということです。激しい怒りや憎しみが心にわいたとき、それに耐える寛容の心が起きる、それが仏の教えを学んだ人の功徳です。自分の仏性によって、自然に耐える気持ちが「起こさしめられる」忍辱は、けっして我慢を強いる教えではないのです。

 まずは目の前の人やできごとを受け入れて認めることが、忍辱を自然に実践する日常につながっていきます。相手の仏性を拝み、個性を受け入れる心があることは、法華経の大切なポイントです。受け入れて認める。それは自分を楽にします。耐えていると思うからつらいわけですが、その状態をありのまま認めてしまえば不足や不満、怒りや憎悪の感情が鎮まり、つらい苦しいという思いも軽減されます。忍辱が菩薩の精進である以上、忍辱には慈悲のはたらきとして利他の側面があることも忘れてはなりません。

オンライン大法座 5月11日(水)

 詳しくは支部長さんにお聞きください。 

 皆さんの参加をお待ちします。

 

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甲府教会 壮年部長

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